第34章 ラスボス【蜂楽視点】 ✢
こんなとこで立ったままヤるなんてやらしい。
どの体位も気持ちいいけど、俺バック好きかも。
「後ろから突くと…俺が夢のコト、征服してるみたいでさぁっ…!」
「ーーっっ♡あ…ぅうっ…!」
「にゃは…ナカうねった。止めるなって、コトね♡」
「ふ、あ…激しっ…!あ、ああっ…♡」
腰が動かしやすいから、速く突けるし。
「ほらぁ、もっとギュッて締めて…?夢は俺の、
はぁっ、性奴隷なんでしょっ…?」
「あぁっ、めぐる…にぎらな…やっ、あ、あ゛…♡」
突き出してるスケベなおしり、好き勝手できるし。
もう五連チャン目だけど、止められる気がしない。
“蜂楽って、ムラついたりしなそーだよなぁ。”
こないだクラスのヤツが、笑いながら俺に言った。
俺だって男だし、溜まるモン溜まるし、当たり前にムラムラするけど。
でもいま俺自身、自分の性欲の深さにビビってる。
拗れるくらい焦らしに焦らした分、反動エグい。
「お仕置きしようとしてたの夢のほうなのに…
俺にけーせーぎゃくてんされちゃったね…♪」
「へあぁ…私ほんとはぁ…М、なのかもぉ…♡」
「決めつけなくてもいーんじゃない?両方楽しめばさぁっ…!」
「やあぁっ…!ひぐぅっ…♡」
パチュン、パチュン……
強い突きで、肌のぶつかり合う音がする。
───あーあ……これで最後かぁ。
キミとの楽しい愛情表情は
もうクライマックスだから
コーフンするのに、ちょっぴり切ない───。