• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第24章 ラッキーカラー





「カップル対抗でいーい?」


「おっけ♪」


國神くんの彼女さんと蜂楽は、天真爛漫感が似ている。




「荷物、俺らのトコ置いていいぞ。」


「あ、ありがとう…!」


國神くんは口数は少ないけど、信頼のおける人だと初対面でもよく判る。



ビーチサンダルとラッシュガードを脱げば、心まで開放的になれる。





「蜂楽廻、いくでござる!!ハイキューじゃあ!!」

「きゃー!!錬介ひろってー!!」

「うっわ、砂やべぇ…!!足取られっ…!!」

「あっはは!廻、ナイッサじゃーん!!」

「いえーい!!ハイターッチ♪」




こんなに笑って遊んだのは、初めてだ。


蜂楽とふたりきりで遊ぶのとは、また別物の楽しさ。




「ほい夢ちゃん!!スパイク打っちゃえー!!」

「うっそ飛べなっ…!?あぁーっ……!!」

「錬介あたし取る!!ほぁっ!!」

「うっしゃ!ナイスレシーブ!!」




不安な気持ちが、蒸発していく。


勝手に感じてた気まずさが、消化されていく。




根拠のない“だいじょーぶ”に、包まれる。




「にゃはは!!者共、守れ守れーい!!」

「廻ももっと頑張ってよ!?運動部っ!!」

「お前何部?俺、サッカー。」

「お、マジ?俺も俺もー♪」

「ふたりともサッカー部!?すごーい偶然ー♡」

「足技使ったろ、足技♪」




結果はまだ、どうなるかなんて解らない。


明日のことは、どうなるかなんて解らない。



でも私には……廻がいる───。


/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp