• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第24章 ラッキーカラー





生理のこと、やっぱり蜂楽が戻ってきたら話そう。

意地張りすぎてた……これはふたりの問題だ。



もし検査薬が陽性だったら……

どんな選択をすれば、ふたりが幸せになるのか。



たくさんのことを、考えなければならない。

高校生の私達にとって……重すぎる議題だ。



生理……お願いだから来てよ……。






「ママー、どこー?ママー!パパー!」



幼い声が私の前を通過する。

5歳くらいの男の子、迷子みたい。



寄せてきた波に足を取られて転んだその子の元へと行ってみる。




「ボク、大丈夫?」


「ねぇ、ぼくのパパとママ、どこ……?」



涙目で私を見上げる男の子。

弟や妹がいない私は免疫がなくて、この天使にすぐに心打たれる。




「お姉ちゃんが一緒に探してあげる。」


「ホント?ありがとうおねえちゃん!」



パァッと表情を明るくし、私に抱きつく。

眼がクリクリで、蜂楽を彷彿とさせる可愛さ。



いま“子供”には……ちょっぴり敏感ではあるけど。




「この子の家族の方、いませんかー?迷子でーす!」




その子と手を繋いで、少し周りを歩いてみるけど……


家族も、助けになってくれるライフセーバーさんも近くにいない。






「あの。大丈夫すか?」




あ、ライフセーバーさん?




後ろから声を掛けられて振り向けば……


オレンジ色の髪をした、筋骨隆々な人がいた。


/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp