第22章 一日一顔 ✢
「ココ、エアコン無いしさ。
俺のベッドで……毎日一緒に寝ようね♡」
すぐにお色気モードに移行する声。
喋りながら耳に舌を這わし、早速私の弱点ドンピシャを突いてくる。
「はぁっ…今はダメぇ…片付けてからぁ…」
「夏休みなんだからゆっくりやろうよ。
毎日いーっぱいハグしようね?毎日いーっぱいキスしようね?」
私のお腹で組んだ両手を上の膨らみへと移動させながら、首筋やうなじにキスを落とす蜂楽。
「毎日いーっぱい、愛し合おうね……?」
腰に硬い股間が押し付けられる。
こうなった蜂楽は、誰にも止められない。
「本番は……まだしないよ?」
「解ってるよ。俺はだいじょーぶ。
カラダはまだでも…心はちゃーんと繋がってる。」
「廻、愛してる。」
「俺も愛してる、夢♪」
束縛し合う関係。
なのに、私の体はまだ“貫かれて”いない。
そんな、深くて奇妙な関係。
胸を揉み始めた蜂楽の骨張った手に、指を絡めた。
本当に今日から……蜂楽の家で暮らすんだ。
「あっ…めぐるぅ…嬉し、よ…ずっと、一緒…」
「俺も最高に嬉しい。指にも“束縛の糸”が…絡まり合ってるみたいだ♡」
そのまま私の口に指を挿入して始まる指フェラ。
「ん、んっ、ふ、んぁ……」
「はあぁ♡夢っ…舐め方えっちぃ…♡」
少ない荷物は、今日中に余裕で片付く。
だから、今はこのまま、気持ちだけを頼りにして……
甘く甘く溶け合おうよ。
“蜂蜜”みたいに。