第20章 束縛の糸 ✢
「っ、ガン見されんのも、恥ずかし…。昼間はあんな、だったのに…今は、ヨダレ垂らして、可愛く感じまくって、どМ廻、ヘンタイすぎっ…」
「っ、イジワルして、ごめんなさぁい…許してぇ…?
ん、あ♡もっとぉ…そのエロい声でっ、どМな俺のコト、もっとイジってぇ…?
お願いしやすぅ、夢ちゃぁん…♡」
トロトロに溶ける、卑猥な表情。
黄色い眼が切なそうに、快楽で歪む。
蜂楽のこの二面性には……本当に驚くしかない。
「もぉっ…キャラ差っ。可愛い顔してっ、なにで、
エッチなコト覚えるのぉ?なに、検索してんのぉ?
廻の先っぽ、おっきくなって真っ赤か、だよ?すぐ精子、出るよね…?恥ずかしいね…?淫乱早漏でっ…」
「う、ぁ、あ…どS夢ちゃぁん♡やばあぁ♡
早漏でごめんなさぁい…夢ちゃんとヤッてると、すぐ精子、でちゃうっ…!
早漏の俺、キライすかぁ…?」
「ふふっ。恥ずかしがってイクからぁ、だーいすき♡
だって廻は、何度でもすぐ、射精できるんでしょ…?
またすぐ私で、勃起しちゃうんでしょ…?」
「あぁ♡夢ちゃん、さいこぉ…!おねえさまぁ、
一生ついていきやすぅ…♡ザーメンぶっかけさせてっ、いただきやすうぅ…♡」
声変わりしてるのに、裏返って中性的な蜂楽の声。
鼻にかかった甘い声がお風呂で反響して、卑猥で。
ソフトSMな言葉のプレイは、それを増長させる。
サドとマゾの振り幅が大きい蜂楽につられて、
私も自分の新しい領域を知る。
言われてみれば、対面の体位で良かった。
私で感じて私で達する蜂楽の顔が、よく見えるから。