• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第3章 ともだちデート





蜂楽との約束の日はあっという間に来た。


GWの中日で学校が休みだったから、顔を見るのは久しぶりだ。



午前10時に最寄りの駅で待ち合わせているが、クローゼットを開けてびっくりした。



「なにこれ…また増えてる。」



私服ゾーンには、まだタグの付いた見慣れない清楚系のワンピースが掛かっていた。


私が学校に行ってる時に、母が勝手に買って入れておいたものだろう。




母は私のクローゼットを支配して、そして私の心までをも支配しようとしてくる。




私は母が勝手に買う清楚系の服が嫌いだ。

大人に従順な、物言わぬ女の子のように見えるから。




以前、自分好みの服を勝手に捨てられていたことがあった。


今回は奥に隠しておいたお陰で捨てられてなくて、本当に安心した。




ダメージのブラックスキニー。
ストリートブランドのワークシャツ。


蜂楽と遊びに行くことが決まった後、お小遣いの余りやお年玉貯金で、内緒でネット購入していた服。



アクティブな蜂楽といると、動きそうだし。



なにより、私の心にフィットする。




“楽しいこといっぱいあるから”


蜂楽からのメッセージを思い出す。




キャップとスポーティーなショルダーバッグを持って、ダッドスニーカーで足早に家を出た。


/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp