• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第16章 依存の入口





メインの黄色とサブの白色の糸が、交わり合って一本のミサンガになる。


ピンクのシーグラスは茶色がかった落ち着いた色だし、蜂楽の水色のシーグラスとなら爽やかな一粒が際立つ配色。




「足首でいい?」


「うん。ありがと♪」




蜂楽の白い足首を露出させ、完成したミサンガを結び付ける。

取れないように、強くギュッと結んだ瞬間だった。




蜂楽の心を私に縛り付けているような……

謎の錯覚に陥る。



蜂楽の自由な心を縛り付ける、足かせ。



まるで“逃がさない”とでも

言っているかのような───。





ただのどっかの国の願掛けでしょ?

お揃いのモノが欲しい、って言い出したのも蜂楽だし。


私……考えすぎだよね……。





「俺も夢ちゃんの作る。おしえて?センセー。」



再びテーブルに向かう私を、後ろから抱き締める蜂楽。

手を重ねられ、指を絡められ、作業できない。


/ 514ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp