第15章 おそろい ✢R15
「あのっ……廻。あ、朝から……?」
「男がオオカミさんになるのは、夜だけじゃないよ?」
太ももに朝勃ちした股間をスリスリ擦り付けてくる。
「食える獲物がいれば…いつだって臨戦態勢♪」
片方の瞼だけを軽く閉じ、寝起きから数秒でギラギラする蜂楽。
「……ぁ、廻。その眼……ダメ。」
このニヒルでサディスティックな表情に…
私は何度、堕ちればいいのか…。
「部屋着のワンピ可愛いね♪裾からすぐ手ぇ入れられる。」
「あ、もおっ……」
「おヘソ、キレイ。」
唾液をたっぷり纏わせた舌で、ヘソを攻められる。
気持ちいいような、くすぐったいような…変な感じ。
でも間違いなく……
私はこれで、どっぷりと濡れてしまう。
「あ、ダメぇ…これ、いじょ…はぁっ、めぐ、る…」
「俺のマーキング、めちゃめちゃエロスだね…夢♡」
昨日刻まれたキスマと噛み跡を、眉を寄せた恍惚の表情で撫でられる。
呼び捨てで呼ばれてしまったら…
もうお互い、止まらない。
「初めての朝チュンえっち、の巻♡」
朝の光が射し込む中、性感帯同士を擦り合わせて、
ふたりで絶頂に達した。
「ぁん……めぐるの、熱いぃ、おなかぁ…!」
「にゃはは…やば。ワンピにもぶっかけちった♡」
初めてふたりだけで迎えた朝は…
たっぷりの蜂蜜みたいに、甘くてトロトロだった。