第14章 ニセモノのやり方 ✢R18
「ココ、ごめんね。痛かった?」
不意に、夕方噛みつかれた首筋を触り舌を這わされる。
「っ、ちょっと痛かったけど…廻に激しくされたの、初めてで、なんかっ、嬉しかったぁ…。」
「へぇ?」
鏡越しに見た蜂楽の眼は、これを刻んだ時と同じ、サディスティックな気配を孕む。
「それって、俺に痛いコトされんの…好きみたいに聞こえるよ?」
「あっ!ダメぇ…!噛んじゃダメぇ……♡」
「実は好きなんでしょ?こーゆープレイ。」
いつもの優しい口調が、冷たい物言いに変わる。
並外れた、二面性。
首筋、うなじ、胸元。
噛み跡もキスマも、追加でたくさん付けられた。
「んっ、痛ぁ……あぁっ!」
「好きなくせに。だって夢のナカ、勢い余ってナマで入っちゃいそうなくらい、どんどんグチョグチョ濡れてるもん♡
ホントは俺の挿れて欲しくて、たまんないんでしょ?」
「ちがぁっ…ナマ、入っ、ちゃ……だめぇ♡」
「夢もSMハイブリッドだね。俺とおんなじ、どヘンタイじゃ♪」
これに強いエクスタシーと幸福感を感じる私は…
本当に……どうかしてしまったみたい。
下半身の擦れ合う水音が、ヒートアップする。
「あぁぁ……!ダメぇ、激しっ、すぎぃ!ほんとに、めぐるの、入っちゃう、ってばぁ……♡」
「はっ、はぁ…このスリル、さいっこぉじゃんよぉ♡」
「もっ、イッちゃうよぉ……!」
「夢、腰前に突き出してるもんっ…もう、ビクンビクンしてイキたいの、にゃはっ…バレバレ♡」
蜂楽は片手を胸から離し、お尻を強く掴んだ。