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【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第14章 ニセモノのやり方 ✢





びっくりした顔すらできない。


思わずお風呂のドアをそのまま閉めた。




「はりゃ?ちょっと夢ちゃーん?なんで閉めちゃうのー?」




しまったああぁぁ……!!!!


脱衣室の鍵、掛け忘れたああぁぁ!!!!




自宅だから鍵を掛ける習慣も無いし、お風呂だけは覗き予防のために鍵掛けたけど……


まさかの待ち伏せ……!!




しかも蜂楽……まだ全裸だし!!





「ーーっっ!!バカぁっっ!!見たでしょ!!??」


「えへ♪やらしいカラダだね♡」


「やーめーてー!!!!あー!!聞こえない聞こえなーい!!!!」




閉めたドア越しに叫ぶ。


たとえ本当の恋人同士だって、このシチュなかなかなくない?


蜂楽と出逢ってから、私は一生分の羞恥を経験してる気がする。





「人間だから、生まれたままの姿に戻るのだ。
これ真理♪」


「何言ってんの!!??全然解んなーい!!!!」


「せっかくのお泊りだよ?イチャラブしよーよぉ♡」


「あっ……だめ、ちょっ……!!」




男の強い力でドアを強引に開けられる。


湯気が立ち込めるお風呂に侵入してきた蜂楽は、悪さでも企むような黒い笑顔を浮かべていた。





「ハダカなんてすぐ見せ合うコトになるって。」


「っ、だってお風呂、電気明るいっ……!」



片手でそれぞれ、胸と下半身を隠す私なんかおかまいなし。

全裸のまま抱きついて、口付けてくる蜂楽。


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