第11章 ビター ✢R18
「っ……や、んんっ……!」
ぬるっと舌を入れられると同時に、両胸を強く鷲掴みにされた。
ブレザーを脱いだシャツだけの制服は大きく揉みしだかれて、スカートにしまっていたシャツの裾がどんどんはみ出ていく。
「蜂楽ぁっ、やめてぇっ……!」
「うっせぇ唇…。」
「んぅっ…!」
すぐにキスで塞がれて、舌を激しく動かされて口内を犯される。
頭が真っ白になるような、冷たくてサイコなキス。
「はぁっ……はっ……!」
「っ、……夢っ」
呼吸するタイミングで唇を少し離されたら、蜂楽が今までで一番低い声で私を呼んだ。
呼び捨てで呼ばれたのは、初めてだ。
かろうじて見えたその表情は…
切なそうで、苦しそうで、泣きそうで……
なのに裏腹に、ゾクゾクするほど妖艶。
透明な糸で繋がったふたりの舌先の距離を、またすぐにゼロにされる。
「んっ、ん、ぁ……」
「……はっ、ん」
学校なのに止まらない。
蜂楽は1ミリも、止めようとしてない。
「あっ」
唇を離して、首筋に噛みつかれた。
「いた、やぁっ……」
きっと、噛み跡を付けられてる。
歯を立てて、角度を変えて、何度も噛みつかれる。
「んっ!」
ぢゅうっと強く吸い付かれて、チリッとした軽い痛みが走った。
「キスマつけた。俺とおそろ。」
試合の日に私がつけた、少し薄くなったキスマークを見せてくる蜂楽。
「ぁ……蜂楽ぁ……」
「っ、夢。夢が、欲しい……夢っ、夢……」
再び首筋に噛みつきながら、うわ言のように私の名前を呼ぶ蜂楽。
片手は胸をグシャグシャに揉み…
もう片方の手は、お尻と内ももを往復する。
熱く硬くなった雄を、私に押し当てながら。