第11章 ビター ✢R18
私が紅茶好きなのを知っていた蝉川は、紅茶に媚薬を盛った。
紅茶なら、全部飲み干すと踏んだんだろう。
乱暴に押し倒されて、コトは始まった。
『やあぁっ……蝉川、くんっ……からだ、あついぃ……!』
『まとわりつくなっての。こちとら遊びじゃねーんだから、なっ!』
『ああぁっ……!』
媚薬の効き目が切れるまで、たぶん5・6回犯された。
回数は、朦朧としててよく覚えてない。
あんなに優しかった蝉川が、悪魔の顔になった。
制服をぐちゃぐちゃにされて、もうどうやって帰ったのかも覚えてない。
それでも……好きだった。
彼がよければ、それでもいいって思った。
これは、彼の性癖なんだと思うようにした。
信じていれば、いつか必ず“好き”と言ってくれる。
好きな人のことも自分のことも、私は信じたかった。
それからは、蝉川から連絡が来れば必ず体で応えた。
嫌われたくない、という不安。
なにより、私を求めてくれることが嬉しかった。
自分は恋愛に依存する性分だと、この時に自覚した。
『歯ぁ立てたらっ、殺す……!』
『ーーっっ!!んっ、ん゛……!』
フェラも、蝉川に仕込まれた。
『今日っ、生理だからぁ…!』
『んじゃ風呂でヤりゃいーだろ。ナニしに来たんだよ?頭使え、ガリ勉女。』
生理中でも容赦なかった。
『生理なら、中出ししていいよなぁっ…!?』
『いやぁっ、やめてっ……!お願いっ……!』
強い力で押さえつけられて、抵抗できなくされて…
初めて中に出された。
その日をきっかけに、中出しを何度もされた。