• テキストサイズ

【ブルーロック】蜂蜜のファーストラブ

第11章 ビター ✢R18





✢✢✢



私は、蝉川 大飛(せみかわ やまと)のことが好きだった。



2年生の時、同じクラスになった。 



1年生の後半から親に言われて生徒会に入った私は、やりたくもない生徒会の仕事にやりがいを見出だせないでいた。




『蜜浦さん、それ運ぶよ!』




生徒会の行事の時、蝉川は私を支えてくれた。



『蝉川くん、サッカーの審判頼まれてるでしょ?そっち優先して?』


『へーきへーき!1年に丸投げしてきたから!蜜浦さんの手伝いしてる方が楽しいしさ!』




蝉川も、私が好きなんだと思ってた。


やりたくなかった生徒会だって、入って良かったとすら思った。




高校生になって初めての恋。


気分が高揚していた。





『期末マジヤバい。蜜浦さん、勉強教えてくんない?』



ちょうど一年前だ。



サッカー部のインターハイの予選が終わって、期末テストが近付く6月下旬だった。



その日はテスト勉強期間で、部活や生徒会は休みだった。





『俺ん家くる?』




テスト勉強を一緒にするという名目で、蝉川の家に行った。




その日が……




私のハジメテだった。


/ 180ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp