第7章 桃色

「うん…。じゃあ…ゆめちゃんのイク声…聞かせて？」

そう言って彼は彼の中指で私のクリの一番感じる所を触れる。

「あぁっ…！」

それだけで私の身体はイキそうになってしまう。

彼の指がクリの上を円を描くように動く。

ゆっくり…だんだん早く…。

「あっ…あっ…。イク…イク…いっちゃうぅ…」

私の身体は大きく激しく動き絶頂に達した。

彼は手を止め、私に口づけする。

「…気持ちよかった？」

彼の問いに頷いた私に、彼はもう一度唇をつける。

そして私は彼の舌を迎え入れる。

それと同時に彼の中指が、トロトロな私の下の割れ目にスッと吸い込まれるように侵入する。

「…！」

身体の奥が、割れ目の奥が、きゅうっとなって彼の指を締め付ける。

「ん…！んっ…！うぅ…んっ！」

塞がれた私の口から声が漏れる。

彼の指が確認するように一通り私の中を優しく撫でまわす。

「ん…」

一旦引き抜かれた中指がもう一度ゆっくりと入る。

ちがう…中指だけじゃなくて薬指…も？

2本の指が私の中で上下に動く。

「んっ…！んんっ！はっ…はぁっ…あん…」

彼の唇が私の口から離される。

耳元で彼の声と吐息を感じる。

「すごい…ゆめちゃんの中…熱くて…柔らかくて…。気持ちいい？」

「あっ…あっ…気持ちいい…気持ちいいよぉ…」

私の口から止めることの出来ない喘ぎ声がこぼれる。

そして…

「あっ…また…あんっ…あんっ…！イク…いっちゃうぅ…」

私の身体が絶頂で再び大きくガクガクと震える。

クリでいったときとは違う、身体の真ん中からの快感に全身が襲われる。

そして頭の中がリセットされるみたいに真っ白になる…。

「ゆめちゃん」

彼が私を呼ぶ声がなんか遠くから聞こえる。

「ゆめちゃん、大丈夫？」

「……ん。だいじょぶ…」