第7章 コック ヒルデさん
キュッ
(ハンカチあって助かったけど、ハデスさんの顔面に鼻血ついちゃった···)
たた
「あれ?✿ちゃんどうしたの?」
「あっ、こんにちは沖田さん」
···スッ
「怪我したの?誰が傷つけた?名前教えて··神様?」
わたわた
「違うよ!これは鼻血が出ただけですから!」
「鼻血?見せて」
スッ
「だいぶ止まったから、汚いよ(ダメだ、沖田さんの顔すらまともに見れない··前髪で隠れてるから助かってるけど··)」
ヒルデさんの言葉が頭をぐるぐる
私は皆が好きなのは確か
だけど··
『✿』
(···あなたの"声"·"表情"が私を安心させてくれるの)
たらっ
「あっ、✿ちゃんこのまま」