第3章 羽織 沖田さん
「僕達が見たかった未来」
「凄く心が澄んだ色の持ち主でしたよ。sar」
「どんな色?」
「···私が昔求めた色。」
「綺麗?」
にこっ
「えぇ、そして··ーーー」
「ーーーー」
✿✿✿
「沖田さん」
くるっ
「どうしたの?」
「後ろ向いてくれますか?」
「なんだろ」
··チッ
「出来ましたよ」
「なんか首にある」
「宝石の場所とかを神様から聞いて作ってみました」
「首飾り?」
「はい"アパタイト"の色、私の瞳と同じ色ですよ」
「同じ色だ。✿ちゃんと初めて会った時を思い出す」
『あら沖田様。稽古の帰りですか?』
『あー、うん。誰?』
『あぁ。生きたままの人類です』
『生きたまま』