第3章 羽織 沖田さん
(あの言葉を聞くと明らかに神らしかぬ行動をしておられる)
だけど。
(✿さんは害なす者ではない··むしろ釈迦様寄りに近い人類だ)
ポソッ
「あまり、神や人類を落としてはいけませんよ」
✿✿✿
「ぅ···」
「起きましたか?」
チカッチカッ
「✿ちゃんの隣って近藤さんみたいにあったかいよね」
「そ、それは有難い言葉ですね(沖田さんの目はあまり見た事ないな)」
「寝る事がこんなに安らかなんだね」
「私も寝るのは好きですよ」
「僕は。寝る事が怖かった」
「····」
「昔は近藤さんの隣で寝てたんだよ~だけど僕が倒れてからずっと一人」
「沖田さん」
「···!」
ギュッ
「私が沖田さんの眠りを添い遂げます」