第10章 はじめてみた ブブさん
「貴様は本が好きか」
「はい!皆さんの歴史が知れて嬉しいです」
「···次も呼びなさい」
「ありがとうございます!トール様!」
「··さんでいい」
「はい!トールしゃん!··噛んだ」
「···愛いな」
「··?(トールさんって確かヒルデさんと同じ北欧神話の方だよな?そして···呂布さんと戦って意気投合してたまに果たし合いとかしてると···)」
ぽん
なで
「よく励め」
「はい!(大きい手してたな)」
あわわ
(あのトール様が、オーディン様の息子が人類に頭を撫でるとは、ゼウス様達に見られたら天界にヒビ入るよ)
その日僕は調べず静かに戻った
✿✿✿
ガチャ
(今日はいないか。これなら探せるな)