第5章 【R指定】【呪術廻戦】七海建人の恋人事情【七海建人】
だけど、それだけだった。
少し口調も柔らかく顔も緩んでいるが、そこから仁美は永遠にお酒を飲み続けられる。
所謂『ザル』なのだろう。
それ以上乱れる事もなく、仁美はご機嫌で七海とお酒を楽しんだ。
仁美がお酒に強い事は分かったが…。
「…建人さん、なんで黙ってるんですか?」
「……………。」
そう言って少し体を倒して、横に居る七海を赤味を帯びた表情で見上げる。
そんな仁美に一瞬目を惹かれて、大きなため息を吐いた。
「…あまり外では飲まない様に。」
そう言って仁美の背中に七海の手が伸びる。
顔を近付ける七海を見ながらゆっくりと目を閉じて、触れる七海の唇を楽しんだ。
お酒のせいか、いつもより高揚感が昂まっている気持ちになる。
気が大きくなって、仁美は自分から七海の膝に跨った。
普段はしない仁美の行動に、少し戸惑った七海も、情欲を余す事なくぶつけてくる仁美の顔に目を細める。
何度抱いても足りないとはこう言う気持ちなのだろう。
どんな時でも冷静でいられると自分では思っていたが、仁美の前だとそうでは無かった。
初めて仁美を抱いた日から、余裕なく仁美を抱く時もあった。
そんな七海でも仁美は受け入れた。
今もちょうどそんな気分で、自分から体を押し付けてくる仁美に理性なんてすぐに無くなってしまいそうだ。
「はっ…はぁ……。」
キスをしながらも、仁美の服はもうほとんど脱がされている。
せめてソファでは無くベットに連れて行きたい気持ちはあるのに、目の前仁美の乳房に顔を埋めた。
柔らかい胸が自分の手で形が変わるのを楽しんだ後は、小さな突起を口に含んだ。
仁美の体が跳ねて、甘い声が七海の耳に聞こえてきた。
そのままその声を楽しむ様に、七海は舌で仁美の乳首を愛撫する。
堪らず仁美の体が離れてしまうと、そのまま仁美をソファに押しつけた。
仁美の体が自分の目の前に現れると、仁美の太ももから足の間に手を入れる。