第3章 猛毒の情火(五条視点)
「……ゆめか……」
出したばかりなのに、萎えそうもない。
ものすごい征服感と高揚感だ。
彼女の腹に精子を一滴残らずぶちまけた思うと、独占欲が満たされていく。
彼女の爪先から頭の天辺まで、僕で埋め尽くしたい。
僕以外の誰も見ないように閉じ込めてしまいたい。
愛液と白濁に塗れたイチモツを引き抜くと、ゆめかの腰が震えた。
「……僕がどれだけゆめかのことを好きか、分かってくれた?」
本当は、こんな生温い言葉では言い表せないほど想っている。
君のやわらかな肢体も、可憐な唇も、鈴を転がすような声も、未来も人生も、僕が味わって愛でて、命の終わりがくるまで大事に大事に護っていくから。
「ひ……っく、さとる、ど……して……」
シーツに膣口から溢れた白濁が広がっている。
ヒクつくたびに穴からトロトロと漏れて、いかに大量に精を放ってゆめかを汚したか分かって興奮する。
許して、ごめんなさい、と何度か懇願と謝罪の声が聞こえた気がするが、今はそんなものどうでもよかった。
「悟……っ……わた、し……」
嗚咽を漏らす唇をキスで塞ぐと、彼女の瞳からはまた新しい涙が流れ落ちた。
その雫を指先で掬い取り、額や頬、瞼にも唇を押し当てる。
ぐったりしているゆめかを抱きかかえ、対面で座るようにして、いきり立つものをあてがう。
ぐぷっ、と沈み込む感覚。
甘い吐息がゆめかの濡れた口唇からこぼれた。
「あぁ……っ、あ、奥、ジンジン……す、る……ッ」
絶頂の余韻が冷めやらぬそこは、熱く蕩けている。
ゆめかの尻肉を掴んで揺すると、彼女の息が弾んで肌が紅潮してくる。
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