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【呪術廻戦】私と坊やと、晴れのち○○

第2章 私と坊やと、雨のち曇り。








「~~~~~~ッ!!!!」

五条家に着くと、ドタドタと大きな足音が聞こえてくる。
ブレーキが搭載されているわけもなく、突進してくる坊やを受け止める。
脇の下に両手を突っ込み、そのまま高く持ち上げれば「ぎゃははははっ!!」と笑って足をばたつかせる。

「ただいま、坊や」

掌で少しだけ汗をかいている坊やの額を拭う。
すると私のマネなのか、彼も私の頬に掌を押しつけた。
めっちゃ汗で湿ってる。

「、遊ぼ!!約束だろ」
「そうだね、遊ぼうか」

夕飯の時間まではまだ少し時間がある。
坊やと約束したし、ちょっと遊ぶくらいならいいだろう。
何がいいかな。
坊やに決めてもらおう。

部屋に戻り私は買って来たものを広げた。
坊やがおもちゃを選んでいる間、これまた買って来た服を広げて綺麗に畳む。
新調した下着は今日の夜着よう。
黒と白の下着は少し大人っぽさを感じさせるし胸元の小さなリボンがちょっと幼さをだしてるから小悪魔っぽさが出てかわいい。
もう一つ買ったんだよね、そっちは薄水色でレースがふんだんに使われてて一目ぼれした下着なんだよねぇ。

「あれ?」

袋の中に手を突っ込むが、がさがさと音を立てるだけで中身がない。
確かに買ったはずだし店員さんも袋の中に入れてくれたはず。
記憶を辿ってもやはり記憶に間違いはない。
もしかしてどこかで落としたか、と心臓がバクバクと跳ねた時だった。




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