WIND BREAKER〜主人公の好物はたいやき〜
第8章 刀さえあれば
「丁子!!」
十亀は兎耳山に駆け寄った
「梅ちゃんは強いな‥ごめん亀ちゃん負けちゃった‥」
兎耳山はそう言って笑った
は兎耳山に竹刀を振ろうとしたため梅宮が止めた
「もう決着はついたからいい‥」
「うぅ‥うぅ‥」
兎耳山はの方を見た
「拉致してごめんね‥さん返すよ梅ちゃん」
「拉致‥‥?」
「あ‥亀ちゃんには言ってなかったね‥ごめん‥」
「‥もしかして防風鈴がこっちにきたのって‥」
兎耳山は頷いた
「うん‥あの子を取り戻すため‥でももうそんなことしないよ‥亀ちゃん‥」
「うん‥」
兎耳山は笑顔で笑った
「う‥うぅ‥‥」
「おいどうしたんだよ」