WIND BREAKER〜主人公の好物はたいやき〜
第5章 欲しい
梅宮がたいやき屋の前を通りかかると店員が声をかけた
「梅宮くん!」
「はい」
「さっき変な人来たのよ」
「変な人?」
店員は頷いた
「さっきちゃんがたいやき買いに来たんだけど」
「本当たいやき好きだな」
「うんそれはいいんだけど‥その後なのよ‥ちゃんがお店出た後すぐに男の人来たのよ」
「男の人‥?それはどんな人?」
「若い人よ‥高校生だと思うけど‥その人がねちゃんが買ったものほしいって言ってたから同じの渡したのよ‥そしたらねちゃんの事色々聞いてきたのよ」
「例えば?」
「防風鈴ではどうかとか‥あと家族構成とか‥変だなと思ってなんでそんなこと聞くのかきいたら行っちゃったの‥」