第5章 探し求めていた彼女。
それから佐々木とは空白の7年間の話をした。
佐々木の異能力は治癒能力らしく、接吻をしないと能力が発動しないらしい。
本人はこの異能力が嫌いらしく、あまり使わないのだがあの時苦しんでいる俺を見つけて使ったらしいのだ。
彼女は俺を助けてすぐ、海外へ飛び立ち過ごしていたらしい。
ポートマフィアに入ったのは、両親が海外で事業に失敗してその借金の肩代わりでここで働くことになったらしいのだが、元々優秀だったこともあり首領が俺の秘書として引き抜いたのだ。
「よしっ、仕事に戻るか!」
佐々木「はいっ!」
この時、俺は気付かなかった。
佐々木の企みに、、、、。
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「やっと見つけたんだ!」
中也くんの言葉に耳を疑った。
探していた少女を見つけたと云ったのだ。
まさか自身の正体がバレてしまったか、、、?
とにかく確認しないとと思い、探りを入れた。
"よかったね!!どこで見つかったの?"
「今日から俺の秘書として働いてくれる奴が彼女だったんだ!」
正体がバレていないことに安心はしたものの、今度はその彼女が気になった。
私が中也くんを助けたのだから。
でも、中也くんの顔は凄く嬉しそうだった。
こんな顔見たことない。
だから、、、、
"そうなんだね!!善かったね、やっと見つかって!"
否定なんて出来なかった。