• テキストサイズ

人魚姫【文スト/中原中也】

第1章 出逢いと再会


「くっ、、、あの野郎、、上等じゃねェか」


まんまと糞太宰の策略に嵌っちまった。

毒が効きはじめ、意識が朦朧としてきた頃。

突然目の前に俺と同じ年くらいの少女が立っていた。

ベージュ色の少しウェーブのかかった髪、美しい海のようなエメラルドグリーンの瞳が俺を見つめていた。


「うっ、、手前ッ、、何者だ。」

俺の問いに無言の少女。

だが突然俺の目の前に来たかと思った瞬間

「ッ/////」

初めての接吻(キス)だった。

唇が重なったのは一瞬だったが、長く感じた。

「手前、急に何しやがるッ////、、あれ、、、」

突然息がしやすくなり、刺された痛みも消えていた。

少女は俺の様子を少し伺った後、立ち去ろうとした。

その手を掴んだ。

「待って。手前異能力者か?」

少女は無言。


だったのだが、突然歌を歌い出した。

美しい声だった。


すると突然睡魔が襲ってきた。

 
そこで俺は意識を失った。



/ 78ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp