第1章 【シン】恋と狂宴【R18】
「シ……ンッ、やっ、そこっ、だめ……ん、はぁっ、あっ」
「あぁ、ココな。好きだったな」
「ん、あっ、やっ、でるっ……なんか、でちゃ……う、やめっ」
「いいから、出せ」
「や、あっ、う、そ……ぉんっ、でちゃ、ほんとにでちゃう……ううぁぁぁっ!!」
溢れる何かを察知したシンが自身を一気に引き抜くと同時に生温かい液体が噴射し、シーツを派手に濡らした。
「あ、あ、あぁぁ……」
震える下肢を支える様にシンに抱きついていたら、そのまま押し倒されて間髪入れずにまたシンのものが挿入ってきた。
「やっ、今だめぇぇ……や、やだっ、シン……ぬい、てぇ……」
「はっ、俺が抜くとでも?」
「うっ、あっ……やぁぁっ、んっ!」
頭も繋がってる部分もぐちゃぐちゃになるほどの気持ち良さに、なにも考えられなくなっていく。
「シン……シンッ! あぁっ、んっ! ふあぁっ!」
「っく、はっ……よく締まるな。気持ちいいか?」
「んっ、ん、いいっ……あっ、ぁぁんっ」
「可愛いな。俺の目、見ながらイけよ」
「や、嫌ぁ…そ……んなっ……できないっ…」
「やれ」
「ふ、あぁ、や……もう、やっ、やらぁ……っ♡」
シンは私の顔をずっと見つめたまま何度も腰を打ちつけた。
「あっ、も、もうっ……むり、いくっ……シンッ♡」
「ほら、こっち向け。俺の目見て」
「ん、やっ……」
「だめだ、見ろ」
「ふあぁっ! シンッ、あっ、もっ……ほんとだめっ……イクッ……い、くいくっ…っっ!!!」
朦朧とする意識の中で見たシンの顔は快感で歪んでいた。
ほんの数分、意識を飛ばしていたのかシンの腕の中で目覚めると、お互いまだ裸で事後のままだった。
「起きたか。気分は?」
「う、ん。平気」
「そうか。悪かった」
「っ!」
あのシンが謝った!?
びっくりしすぎてシンの顔を見ると、これまたびっくりするほどの優しい眼差しで私を見つめていた。
「あ……なたでも謝るんだね」
「当然だ……まだ分からないのか?」
シンが笑いながら言った。
「どういうこと?」
「俺は自分の懐にあるモノは基本的に大事にする。お前はその中でも最優先だ」
「え……」
思いがけない告白に心臓がバクバクっと早打ちし始めた。