第2章 五条悟 大事なモノ
五条side
ギシ‥とベッドの音が聞こえてうっすらと目を開く
ぼんやりと見えるの姿
これは夢か?
最近は立て続けに任務があってろくに睡眠もとれてなかったし
の事を抱きたい気持ちを紛らわせる為に嫌いな書類整理も積極的にやったりしてたから
気付けば眠ってしまっていたらしい
そしてまだ夢の中なのか
寝転ぶ僕の上に覆い被さるようにしてが迫っていた
前のめりになる身体
バスローブからは大きな胸の谷間が見える
いつも一つに纏めている長い髪がさらりと肩にかかって
白い肌はお風呂上がりのように少し赤く染まっていた
色素の薄い柔らかなベージュ色の瞳が真っ直ぐに僕を見つめる
『五条先生‥』
そしてゆっくりと近付いてきたと思うとそのまま唇が重なり合った
心地よい柔らかな感触
体温
僕の香りを纏ったの甘い香り
全てが
これは夢ではないとすぐに教えてくれた
途端に熱くなる身体
僕の中心がすでに脈を打つ
そしてそんな僕に追い討ちをかけるかのようにもう一度唇が重なり合って
細い指がゆっくり僕の服を脱がしていく
「えっち‥」
『〜っ!?』
にやりと笑うとカァッと真っ赤になる顔
あまりに可愛くていますぐにでも犯してしまいそうだ
「はい‥そこまで、僕もお風呂に入って来るから賢くベッドで横になっててよ」
これ以上はさすがに僕も我慢出来ないから華奢な手首をパッと掴んだ
いつも優等生なはすぐに引くかと思ったらさらに顔を赤くして僕を見つめて来る
『っ‥今日は‥かしこく‥しません‥』
「え‥?」
『好きな人とすること‥‥わたしも‥五条先生としたいです‥』
「〜っ!!」
もう一度ぎこちなく重なる唇
ギュッと瞑った目
恥ずかしがりながらも全力で気持ちをぶつけてきてくれている気がしてどうしようもなく気分が高揚した
「後悔‥しない?」
顎を掴んで引き寄せて今度は僕から唇を重ねると大きな目がさらに大きく見開かれた
『!!』
重ねた唇からするりと舌を割り入れる