第1章 毒女は転生する
「服を着た方の人が、朝機嫌がいい。」
「…よく分かっている。」
傑は満足そうにの顎を掴むと、朝のキスをする。
何度かキスを繰り返してくると、だんだん傑の息が荒くなる。
そのキスに舌が絡まると、傑はのシャツに手を入れる。
「今日はずっとその格好で、悟を悔しがらせてくれ。」
そう満遍の笑みを浮かべる傑の顔は、情欲で顔が紅潮している。
……昨日アレだけしたのに……。
そんな小言を言ったところで、この手は止まらなさそうだ。
どんどん舌が首筋からの胸に降りてくる。
少し指で擦っただけで、突起している乳首を傑はすぐに口に入れた。
「…っあ……傑…。」
彼の長い髪を掴んで、まるで押し付ける様に抱き締めた。
もう何度も抱いているのだ。
何処を舐めれば彼女が喜ぶのかは知っている。
せっかく着てもらっている自分の服を脱がすのは勿体無い。
大きなシャツから覗いている細い太ももを傑は持ち上げた。