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【呪術廻戦】薄夜の蜉蝣【R18】

第11章 可惜夜✿


ピンと尖った胸の先端を、口に含まれ転がすように舐め上げられ、甘噛みされて痛いのか気持ちイイのか分からなくなる。

その間も打ち付けられる腰の動きが止まることはなく、見えない何かの大きな波に攫われそうだ。

硬いものがお腹側を通り過ぎる度にゾワゾワして、奥を押し上げられるとジンッと頭が蕩けそうな気持ち良さが広がる。

「あん……っ、ん、せんぱ、いッ、五条先輩っ」

切なげに名前を呼ぶと、五条先輩の眉間に皺が寄る。

一際深いところを穿たれ、溶けそうなほど甘い痺れが身体を巡り、勝手に涙が出てくる。

それに伴って締め付けが強まってしまい、五条先輩の息を詰めるような声が聞こえて、さらに興奮を覚えてしまった。

「あっ、ぁ、ごじょ、う、せんぱいっ」

自分が望まなくても、快楽の高みに押し上げられる。

「ん……っ、ゆめ、イきそ?」

意地悪な問いかけにも、体は素直に応えてしまう。

こくこくと首を縦に振り肯定すると、五条先輩が熱い吐息混じりに「俺も」と囁いてくれた。

ピストン運動が早くなり、どんどん追い詰められていくような感覚に陥る。

「ゆめ」

掠れた声で名前を呼ばれて子宮が疼いた。

「あー、も、出る」
「ん……五条先輩……っ」

ぎゅっと強く抱きしめられた後、手足の先までどろどろに蕩けそうな絶頂感に身を任せる。

声にならないほどの強い衝撃が引いていき、ふわふわとした浮遊感に満たされる。

酸欠でぼんやりとする視界の中で、青い瞳は熱に浮かされながらも私を捉えて離さない。

唇が重なったと同時に、五条先輩は達したみたいで、私は避妊具越しの吐精を受け入れた。

腕を回して、汗で湿った先輩の白髪を引き寄せて頬を擦り付ける。

ずるりと抜け出ていく喪失感。

取り外されたピンクのコンドームの先が、白濁液でたぷんと膨らんでいるのを惚けたまま眺める。

五条先輩はその口を縛った後、ゴミ箱に放り投げた。



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