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ニャオハの夢と願い

第17章 おまけ



 その後、どうなったって?

 ユメは、不思議な夢を見ていたんだと自分がポケモンになった話をしてくれた。

 そこにはなぜかマスカーニャがいて、ずっと一緒になって冒険をしたのだと。

 そしたら母親に起こされて、手持ちにモンスターボールがないことに気がついたユメは、実家で懐いていたエネコと共に自分のポケモンたちを捜していたらしい。

「ごめんね、モンスターボールなくしちゃって……」

 ユメは申し訳なさそうに言ったが、マスカーニャたちは何も怒っても恨んでもいなかった。

 きっと、自分たちは不思議な夢を見ていたんだよ。

 マスカーニャたちは、そう思うことにした。


「あれ、マスカーニャ……その後ろ髪にある花、どうしたの?」

 マスカーニャは返事の代わりに、ユメに小さくて白い花を渡した。

 本当のおしまい
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