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【暇潰し】R18/Short Story【進撃】

第4章 VI * アルミン・アルレルト


は気を取り直して部屋を見渡した。

『ヘコんでても仕方ない!』

街並も含めて中世を思わせる内装や家具、現代的な家電の類は一切無かった。

『電気もないから灯りは蝋燭とかランタンか…』

窓の外へ目を移すと、すでに陽は暮れかけ西日が部屋へ差し込んでいた。
太陽がふたつあったらどうしようと思ったけれど
、ひとつということは。

『あれを太陽と呼ぶなら天文学的なことは同じなのかな…』

は少し硬いベッドに背を預けた。
身体の力は急激に抜けはじめる。

『……これからどうなるんだろう』

自分の置かれている立場が分からない以上、これからの処遇がどうなるのか不安は大きかった。

『…ちょっと疲れたな…』 

次第に重くなる瞼に、逆らう事なく瞳を閉じた。


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