第3章 R18ゼロの距離(黒尾)
「遠慮しないでよく聞いておけよ、自分の身体だぜ?」
「んッ、ン!!いじ、わるっ!」
「その方が感じる癖に。」
の事なら何でも知ってる。感じる場所も、恥ずかしがる事も。他のやつがどうかなんて知らねーけど、少なからず俺は知ってる。
中まで埋めた指を左右に開き、上下にばたつかせ内壁を擦り指を揃えてストロークをしたり、根元まで埋めたまま大きく円を描く様に狭いそこをゆっくりと解す。その度の体はピクリと跳ね上がり、溶けそうな程甘ったるい声を発する。これがどうしようもなく俺の頭の中を揺さぶるんだよな。
「…悪い、もういれてェ。」
「ンっ…いいよ、中に鉄朗の、頂戴?……きゃ!」
中を掻き回していた指を引き抜き、下着に引っ掛けそれだけを取り去り床に落す。短いスカートから覗く白くスラリとした脚。このまま抱くのもいいけど…たまには別の体位で。
そう思いの腕を掴み、身体を起き上がらせた。捲ったままの制服がハラリと再び胸を隠すが、浮かび上がる突起がむしろエロい。
「さ、自分で挿れて動いてみて欲しいんだけど?」
「た…対面座位、ってやつ…?」
「そうそう、よく知ってるな。なら上手に出来るだろ?」
「…やった事無いんだから、知らないよ。」
少しばかり不満そうに答えただが、手は俺のズボンへと伸びていて照れる事もなくベルトに手を掛けバックルを外す。既にズボンの下から主張するソコを手の平で撫で、まるで焦らすように、ゆっくりとした手付きでジッパーを下ろし、ボタンを外される。
グイッ、と下へ引っ張られるとさらけ出された性器には一瞬うっとりと瞳を細め、竿に指を巻き付け緩やかに扱く。
「…っは、早く中に欲しいんだろ?」
「そう焦らないでよ。鉄朗のコレ、すっごく硬い。先走りも、いっぱい出てる。」
はベッドの上で膝立ちになると、俺の性器を支えたまま自分の秘所へと添えた。前後に性器か揺すられるとお互いの粘液同士が混じり合い卑猥な音を立てる。
スカートの中に隠れてるっていうのが妙にソソられる。俺は変態か。
「いつまで焦らす気だよ、それとも入れるのが今更怖いのか?ちゃん。」
「ちが…ぬるぬるして擦れるの、気持ちよくて…。」