第3章 おねショタ祭り解禁です!!
つまりは霊力回復と称して触り放題の撫で放題というセクハラ天国ってことか!!やったぜ、齢二十歳にしてそんな幸運と巡り合えるなんて思わなかった!!
審神者になって良かった、本当に良かった、神様ありがとう!!
「まあ、もう夜も更けてきたことですし、今夜は皆さん同じ部屋で寝るのがよろしいかと」
「まかせてオッケー!!」
「わーい、これからはあるじさまと、おんなじおへやでねられるんですね!?」
「うん、よろしくねー!」
今剣と一緒になって、朔夜はわーい、わーいと喜んで奥の部屋に向かったが、残りの4振りはこんのすけの話を聞いて神妙な顔をしてその場に止まっていた。
それもそのはず、暫く会わない間にちょっと色っぽくなった主人と(タオルを巻いていたと言えど)入浴し、その上同じ部屋で寝るだと!?
いくら付喪神といえど健全な男子を甘く見ないで欲しい。自慢じゃないが、今夜のおかずは決まっていると言っても過言ではないのだ(本当に自慢にならない)
「……どうするんだ。大将えらい乗り気だぜ?」
「どうするもこうするも、俺は主命に従うまでだ」
「あっ、長谷部きたねー。じゃあ俺も」
「なんや、意外とみんな乗り気やな。なら、間違いが起こっても言いっこなしやで?」
「ほんならお先~」と言って1人で抜け駆けを図る国行を追って、清光と薬研と長谷部もダッシュで奥の部屋に入って行った。
急いでボロボロの襖を開けると、そこには朔夜と今剣の手によって、既に5人分の布団が敷かれていた。
ちなみに何故6人分ではなく5人分なのかと言うと、余分な布団は全て質に出したからだ。
長い間の主不在という危機的状況にあったこの本丸には、当然余分な布団など1枚もない。
「今剣ちゃんに聞いたけど、お布団5組しかないんだってね。どうしようか?」
「あるじさまは、ぼくといっしょにねればいいのですよ!」
「う~ん、嬉しい事この上ないが、それだと霊力の回復に差が出そうで……」
「ならば主!こんな事もあろうかと、俺がこの様なものを作ってみました!!」