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出戻りド外道審神者物語

第3章 おねショタ祭り解禁です!!


 こんのすけの提案通り、朔夜の出汁がたっぷり出ている風呂入った刀剣男子達は皆、心なしか気力を取り戻したように見えた。
 これには昆布役の朔夜もニッコリ。

「あー良かった。これで暫くは安泰だね!」
「どうしてそう、主様はクソが付くほど楽観的なんでしょうね」
「おぉわーっ!!現れたなこんのすけ!!」

 お風呂から上がると、こんのすけが薄暗い廊下の奥から何の前触れもなくスッと現れた。
 なんだか回を増すごとに、この子ぎつねは口が悪くなってきている気がする。
 それもそのはず、こんのすけと本丸はある意味一心同体。本丸が機能しなければ、こんのすけも神霊といえど何も出来ない。
 時間遡行軍と戦うという任を受けながら、2年間もほったらかしにされれば多少ひねくれて口も悪くなるってもんである。

「良いですか、主様。貴女には今一度、この本丸を立て直してもらわなければなりません」
「まかせろ、その為にタブレット達と一緒に帰って来たんだ!」
「ほほう、それではその為に何をすれば良いのかお分かりですか?」
「えーっと、まずは……」

 朔夜は腕を組んで考えた。
 ――まずは、このオンボロ屋敷を立て直して……いやいや、まずは刀剣達を集めなおす?でも皆どこに行ったのかも分からないし……。あぁ~、まずはその前にこの本丸に残ってくれた5振りを元気にしなきゃ。……でも元気にするって、具体的にどうすれば良いんだろう。やっぱりセック――いやいや、それだけは勘弁してもらいたい。

「主様?」
「すみません、考えたけど分かりません。教えてください(土下座)」
「はあぁ~……良いですか?まずは残った5振りの刀剣男子の力を取り戻す事です。その上で、少しづつ本丸を立て直します」
「具体的には?」
「そうですね……先ほども申した通り、力を取り戻すには房中術が一番手っ取り早いのですが……主様が絶対に嫌だと申されるのでしたら、日々の生活の中でお互い触れ合う事で力を取り戻すしかありませんね」
「触れ合う?分かりやすく言うと、スキンシップをしなさいってこと?」
「まあ、そんな感じです。霊力の塊である審神者である主様が近くに居ればいる程、刀剣男子達の力の回復も早まります」
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