第12章 告白
治side
白いカーテンが開き制服に着替えたが顔を出した
『着替え、、終わりました……。』
「まだ顔色悪いし身体が温まるまで休んで行きなさい。私は担任の先生に報告してくるから。宮君はーーー」
「に付き添います。何かあったらいけないんで。」
有無を言わせないようわざと圧のある言い方で返した
戻れなんて言われたところで戻る気ないけど。
「そうね、じゃあ宜しく。」
「うす。」
パタンとドアが閉まるとは申し訳なさそうに頭を下げてきた
『治君ごめんね……ジャージやっぱり少し濡れちゃったから洗って返すね』
「そんなん気にせんでええって。それより少し休んだ方がええよ、顔真っ青やで?ベッド横になり?」
『うん…。でも今はちょっと眠れそうにない、、かな……。』
眉毛を下げ困ったように笑うはいつもより弱々しく見えた
ーーーーあんな事があったんやから当然や。
俺はベッドに腰を下ろし、隣をポンッと叩いた
「ほな先生戻って来るまで少し座って話そ?俺の球技大会の活躍、聞きたない?」
本当は何であんな目にあったのか、とか誰にやられたとか、聞きたい事は山ほどあるしにこんな思いさせたヤツを今すぐ見つけてぶん殴りに行きたいとこやけどーーーーー
多分は仕返しなんて望んでへんと思う
ぶん殴って気持ちをスッキリさせたいのは俺自身の問題や。
せやから今はに寄り添う
そう決めたんや。