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バレーボール✖️恋

第12章 告白




「うちらのチーム、準決勝までいくなんてほんま凄ない?
てかさっきのさんもめっちゃカッコ良かったで⁇」

『あはは…あれは自分でもびっくりしたよ、少しは練習の成果が出たかな。』


次の試合まで時間が空き、黒沢さんと体育館の外で休憩を取ることにした


「けど次は1組と対戦やって。女バレが3人もおるらしいで?」

『でもルールでバレー部はコートに1人しか入れないはずだから上手く戦略立てれば勝てるんじゃないかな?』

「まぁ確かに…。それに今うちのクラス団結しとるし勢いづいてるからもしかしたら優勝もあり得るかも…⁈」

『うん、このまま良い流れでいけるといいね!』


「ん?んん⁈・・・・ちょっと待って⁈」

突然、黒沢さんが何か思い出したかのように勢いよく立ち上がった


「やばっ、、‼︎‼︎1組って銀島君のクラスやん‼︎」

『あー、、そう言えば治君と銀島君がいるクラスだよね。
でも男子は向こうでサッカーしてるから、、、』


あまり関係ないんじゃ、と言うより早く黒沢さんが食いついてきた。


「もしかしたら銀島君がクラスの応援しにこっち観に来るかもしれないやん‼︎てか治君が一緒やったら絶対さんの事観に来るやろ⁇」

『わ、私⁇さすがに違うクラスの女子を観に来ないでしょ、、、』

「いや、治君は絶対来るで?てかこんなのんびりしとる場合ちゃうわ‼︎ちょっとトイレ行ってボサボサの髪直してくる‼︎」


ダッシュでトイレへと向かう黒沢さんの後ろ姿を見ながら恋する乙女は違うなぁ…と感心する





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