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バレーボール✖️恋

第10章 2回目の春



高校生になって2回目の春
青く晴れた空の下、桜の花びらがハラハラと舞う中



『・・・ん?んん⁇』


思わず漏れ出た独り言

ズイッとメガネをずり上げもう一度自分の名前があるクラスを確認しようとしたけれど、



「自分のクラス確認したらさっさと校舎入れよー」


昇降口に張り出されたクラス分けの名簿の前にはすでに人だかりが出来ている為、先生が目を光らせ中へ入るよう誘導している。


もうちょっと見たかったけど……仕方ない。


諦めて校舎へと入り緊張と不安の中、新たな教室へと向かう


とにかくこの1年が静かで平和な学校生活になりますように……


けれど数分後、そんな私のささやかな願いは散る事となる。




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