• テキストサイズ

婚外恋愛

第1章 逢瀬その1



「セックスを?」
「うん、そうなの」

「それは、寂しいな…」

「はい…」

「女性が浮気するってことは、余程の理由がない限りしないからね」
「そうなんです…」

そう美智は話すと黙ってしまった。

「俺のウチも同じだよ。嫁とはセックスしてないし、子供もいない…」
「そうなんだ。同じですね」

「今日は何も考えないで飲んで食べよう」
「うん、そうね」

二人はそう話すと笑った。
美智は少し磯田のことが好きになっていた。

それに同じくセックスレスで子供もいないのか…と、思って内心安心していたのである。
楽しい時間はあっという間に過ぎていった。

帰る時間が来たのだ。
今日、磯田は自分の車で来ていた。

なんの躊躇もなく美智は車に乗り込んだ。
磯田の車はランドクルーザーだ。

かなり大きな車である。
美智の自宅は横浜市都筑区にある港北ニュータウンの一角にあった。

「じゃ、家まで送るから」
「ありがとう」

/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp