• テキストサイズ

婚外恋愛

第4章 逢瀬その4



美智は他の恋愛小説も書いていた。
その感想なども小林はメールで言ってきていたのだ。

「こんな内容の小説書く人が女の人だとは思えなくて。1度会ってみたい」

そんな内容のメールが小林からきたのだ。
美智はちょっと小林のことが気になってきた。

どんな男性なのかと思ったのだ。
美智は自分の住所を小林に教えた。

夫の龍一は今週も1週間出張で家には帰ってこない。
今夜も2匹の猫と寂しい夜を過ごしていた。

美智はひとりで夕飯を食べた。
そんな時、小林から電話が来たのである。

「今夜、絶対に会ってみたいんだけど?」
「別に構わないけど。夫は出張で今週はいないし」

「なら、行っても大丈夫だね?」
「そうね…」

小林は美智に会いに来る気満々だった。
美智も小林に会ってみたいと思っていたのである。

美智の自宅は横浜市都筑区の港北ニュータウンのマンションの一角にあった。
マンションは3LDKの広さだった。

猫2匹と大人二人が暮らすには広すぎるくらいに広かったのだ。
夫の龍一は書斎を持っていた。

休みの日などはその書斎に1日閉じこもっていた。
美智はそれも悲しく思っていたのである。

/ 97ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp