第3章 逢瀬その3
昼酒は効くのだ。
夜に飲むのとはかなり違うと感じていた。
佐藤はとても小柄な男性だったが身体は鍛えている様子であった。
とてもがっしりとしていたのだ。
美智は最後にデザートを頼んだ。
そのデザートを食べ終わるかどうかの時である。
「さ、これからどうしますか?僕の会社に遊びに来ませんか?」
そう、佐藤は言ってきたのだ。
美智は佐藤に興味があったので会社に行ってみたいと思っていた。
「ええ、行きたいです…」
そう美智は答えた。
そこで二人は食事を済ますと佐藤の会社へと車を走らせたのである。
佐藤の会社は新宿からそう遠くない場所にあった。
そのビルはかなり大きなビルだった。
エレベーターに乗りビルの最上階に美智は連れていかれたのだ。
最上階から見る景色はとても美しかった。
エレベーターを降りて廊下を少し歩くと部屋のドアが見えた。
その部屋の中に入ってゆく二人。
部屋に入るとそこには大きなキングサイズのベッドが置かれていたのだ。
部屋はとても綺麗で広かった。
大きな窓がありそこから明るい日の光が差し込んでいた。
美智はその光景がとても綺麗だと思っていた。
佐藤は美智を抱き寄せた。