第2章 逢瀬その2
美智を愛しいと感じていたのだ。
二人は食事を済ますと店を出た。
そして、またラブホ街へと向かった。
平日の夜だったがホテルはなかなか見つからなかった。
暫く車で探していた頃、一軒の空きホテルを見つけた。
そこに入り車を停める。
青柳は車のキーを渡しルームキーを受け取った。
エレベーターで2階の202の部屋に入ってゆく二人。
部屋は思ったよりも少し狭かった。
部屋に入ると青柳はいきなりキスをしてきた。
美智に対する愛しい気持ちを目いっぱい込めたキスだった。
「あ、青柳さん…こんなキス初めて…」
「だって、僕は美智のことが好きだから…」
青柳はそう言うと美智を抱きしめたのだ。
夫からもこんな事をしてもらっていない…と、思った美智だった。
青柳は美智をゆっくりとベッドに押し倒した。
今日、美智はパーカーにジーンズ姿だった。
激しくキスをしてゆく二人。
二人の舌と舌がもつれ合いとても艶めかしかった。
キスをされると身体の奥から熱いものが込み上げてくるのを美智は感じていた。
青柳は美智の乳房をパーカーの上からまさぐり始めた。
「ああ、ん…」
美智の口から甘い声が聞こえてくる。