第2章 逢瀬その2
そう言うと美智は車に乗り込んだ。
青柳は話始める。
「これから天ぷらでも食べにいきませんか?」
「天ぷらですか?」
「ええ、美味しい天ぷら屋さんがあるんですよ」
「美味しそうですね。行きたいです」
「じゃ、そこに行きましょう」
そう青柳は話すと車を天ぷら屋へと走らせて行った。
青柳が連れて行ってくれた天ぷら屋は新横浜にあった。
美智の最寄り駅から新横浜まではそんなに時間はかからなかった。
新横浜で車をパーキングに停めた。
店は新横浜から数分歩いて直ぐのところにあった。
店に入ってゆく二人。
店に入ると直ぐにカウンターがあった。
青柳は予約していたらしくカウンター席に通された。
カウンターに腰かける。
「好きなもの沢山頼んでいいからね。目の前で揚げてくれるから」
「はい、わかりました」
「僕は車だからお酒は飲めないけど花柳さんは飲んでいいからね」
「はい、じゃ、ビールをお願いします」
そう美智が言うと青柳はビールを頼んでくれた。
青柳はウーロン茶を頼んでいた。