第1章 再会
「てか、すごいね、入学早々事件起こすなんて」
「うっせー、黙ってろよ」
「はいはい、すいませんでした~」
ことはが作ったオムライスを遙とゆかいな友達に運んだ。
なにやら、入学早々事件を起こしたらしい。
すごく面白そう―――
って、他人行儀な考えをしていると勢いよくお店のドアが開いた。
「こ・と・は~~~~~~~~~~~~~~~」
3年ぶりに再会した梅ちゃんは、昔と変わらなかった。
私の姿を見て驚く梅ちゃん。
さすがにそうだよね、ここにいると思って居なかった人物がいるのだから。
ゴクリと息をのみごく自然に―――
「久しぶり、梅ちゃん―――」