【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第12章 Dawn33.狩鷹と死蜂
水(くっ!こいつ…!)
水月が両足に力を入れ、グイグイ刃をねじ込もうとしてもビクともしない。
蜂「俺様につっこんでいいのは俺だけだ♪すっこんでろ馬鹿野郎♪パンチぶっこむぜ馬鹿野郎♪」
その瞬間、パキーンと金属音を鳴らして首切り包丁が宙に飛ぶ。
水(くっ!)
首切り包丁はガシャンとキラービーの隣に刃を下にして刺さった。
重「水月、下がれ…」
見兼ねた重吾が前に一歩踏み出すと、水月も素直に飛び上がって後退した。
キラービーは隣に落ちた首切り包丁を地面から抜き、刃に開いた穴から顔を覗かせる。
蜂「俺は覗きでお前は元気♪見ているてめーら能天気♪」
重「ふざけるな!」
ラップ調で話しているキラービーが一番能天気である。
温厚な重吾もさすがにキレて飛びかかる。
蜂「俺の殺気は俺の勇気♪それはとっても前向き♪」
しかし、そんな事に御構い無しに、キラービーは覗いていた刃の穴に頭を通し、首で刀をブンブン回している。
蜂「刀は回転♪店は閉店♪俺の技もお休み♪yeah♪」
ブンブン振り回した大刀を重吾の顔面に幾度もクリーンヒットさせ、ダメージを与えていくキラービー。
しかし、左半身を呪印化した重吾は首斬り包丁をキラービーから奪い取り、横から大きく振りかぶる。
重「うおおおぉおおおおおお!!!!!!」
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