【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第10章 Dawn31.それぞれの今と世界の今
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一方その頃、茶の間から出たオビトとサスケは裏庭にいた。
しかし、その雰囲気はどう見ても穏やかではない。
帯「見返りだと?」
縁側に座るサスケの前で、オビトは腕を組んで立っていた。
彼の背中が沈みかけの太陽の光を遮る。
佐「俺が何の報酬も無しに八尾狩りを引き受けるとでも思ったか?」
帯「随分とでかくなったものだな」
オビトは鼻で笑う。
帯「で?何が望みだ?」
佐「ダンゾウ抹殺の手配」
帯「ダンゾウだと?まさか…兄の復讐か?」
その言葉に、サスケはニヤリと笑う。
佐「それ以外に何がある?兄さんの前ではこんなこと言えるはずがない」
オビトは少し考える。
兄の復讐をしようとしているサスケを本来ならば止めなければならない。
だが今はーー…
佐「お前は俺の要求を飲むしかない。あんたは俺たち"鷹"の力がどうしても必要なんだからな」
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