【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第9章 Dawn30.相思と相愛
帯「そんな人間が支配する世界を…守る価値は何だ?こんな世界に人間が存在する価値は何だ?」
鈴「それは…」
リンはそこまで言って押し黙ってしまった。
帯「すまない。意地の悪い質問をした」
鈴「え…?」
オビトは不思議そうにするリンに顔を向けた。
帯「きっとまだ誰もその答えを見つけていない。いや、そもそもその価値を問うのすら愚かかもな」
そう言って、彼は自嘲した。
帯「これで伝えるべきことは伝えた」
鈴「じゃあ…行くんですね?」
帯「あぁ。その前に…」
鈴「わかってますよ!"あれ"でしょ?」
リンはオビトが言い終える前に、"あれ"をリビングに掛けてあったハンガーから取る。
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