【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第9章 Dawn30.相思と相愛
帯「リン…」
オビトは泣いているリンをその腕にきつく抱きながら小さな声を押し出した。
鈴「オビトさん…っ、ずっとこうしたかった…。あなたの本当の名前を呼んで、あなたをこうして抱きしめたかった…っ」
リンの頬をいくつも涙の滴が伝い落ちる。
帯「俺も同じだ…。リンが俺の本当の名を呼んでいるのが不思議で…夢見心地だ」
鈴「そのうち慣れますよ。これからあなたを何度も呼ぶんですから…。ね、オビトさん」
帯「あぁ。そうだな…リン…」
オビトは優しく微笑むと、コツンとリンに額をくっつける。
鈴「助けてくれて…ありがとうございました。オビトさんに救われてばっかりですね…」
顔を上げたリンは瞳をうるませながら笑うと、オビトは優しくキスを落とす。
帯「救われてるのは…俺の方だよ、リン…」
_