【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第14章 Dawn35.鮫と蛸
ーーーーーーーーー…
C「誰かいます!」
雷「!?」
雷影率いるダルイ、シー達3人は、キラービーのチャクラを追って、雪化粧した森の奥深くで休まず走り続けていた。
しかし、ここに来てようやく何かを察知したシーが動きを止めた。
怠「…ボス!」
ダルイが前の大木の上の方を指差すと、雷影とシーもそちらに振り向く。
仄暗くてその姿がよく見えない雷影は、思わず「誰だ!?」と叫んだ。
C「お、お前は…」
彼らの視線の先には男の影が一つ。
その影はスタッと雪の上に着地すると、太陽の光を浴びてその姿を露わにした。
「ここから先へは一歩も踏み込まないでいただきたい、雷影」
漆黒に赤雲のコートを羽織り、綺麗な黒髪と紅蓮の双眸をその眼に宿した端正な顔の男ーー…
_