【NARUTO】Break&Peace ⑵【うちはオビト】
第12章 Dawn33.狩鷹と死蜂
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鼬「これで全員か」
鬼「そのようですね」
その頃、イタチと鬼鮫はかつて共に"暁"として活躍した仲間を集め終わり、鉄の国へ向かう所だった。
鼬「ところで、なぜみんな"暁"のコートを着ない?」
イタチの言う通り、彼と鬼鮫以外のメンバーはあのコートを着ていなかった。
イタチと鬼鮫以外はみんな、重そうなカバンを抱え、里で着ていたラフな私服や忍服などを着ていた。
蠍「この服の方が鉄の国まで行くのに怪しまれず済むだろ」
泥「それに…まだオイラ達は着れねぇよ、うん」
デイダラがうんうんと頷くと、サソリもそれに笑って頷く。
泥「まだ指輪がねぇんだ」
鼬「俺と鬼鮫のはある。なぜお前らだけ…」
イタチはデイダラの言った意味がわからず、怪訝な顔をした。
すると、飛段が腰に手を当て、そっぽを向きながら言った。
飛「返したんだよ!リーダーになァ。…いや、ちげーな。リーダーじゃなくてリンか」
鬼「どういう意味です?」
目を合わせず話していた飛段がようやくイタチと鬼鮫の方を向き、話し出す。
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