第12章 Dawn３３.狩鷹と死蜂

蜂｢ぐあぁああああああああ！！！｣


サスケが左眼を開いた瞬間、八尾の身体が黒炎で覆われた。

八尾は身体を豪炎で燃やされ、大きなうめき声をあげながらもだえ、暴れまわる。


香(す、すげぇ…)

重(こ…これがサスケの言っていた消えない黒炎か！)


重吾は気絶して動けない水月を抱えた。

八尾はあまりの苦しさに水に潜るも、天照の炎は決して消える事はない。


蜂｢ぎゃあぁあぁああああああ！！｣

佐｢ぐっ！｣


サスケが左眼を押さえた瞬間、八尾の暴れるタコ足が彼らを叩きつけようと襲ってきた。


香｢やばい！｣


香燐はとっさに水月を抱えた重吾とサスケを引きずるようにしてその場から離れる。

しかし、暴れまわるタコの足は再び容赦なく襲いかかってきた。


香(このままじゃ…！)


香燐は三人を投げると、その瞬間頭上からタコ足が振り下ろされたーー…


_